【小学生からの打楽器】まずはココから!打楽器の基礎練習に必要なモノ・一番最初にコレをそろえよう・おススメ品も紹介♪[あかりんママの打楽器ベーシック講座 vol.1] #01 #吹奏楽

スティック 打楽器

こんにちは。

とある小学校の吹奏楽団にて打楽器基礎トレーニング指導をしているあかりんママと言います。

このブログでは小学生に向けた打楽器基礎トレーニングについて色々なことを書いています。


今日のテーマは「打楽器の基礎錬に必要なもの」です。

打楽器の【基礎練習】にひつようなモノリスト

まずはぜったいにひつようなモノをそろえていきましょう。
本来ならまずは楽器が必要ですが、まずは「基礎練習」のみで考えて最低これだけはほしいというものをリストアップします。

いちおう参考となるように実際の商品も掲載していますが、使いやすさは本当にそれぞれの演奏者によって変わりますので、ご自身で使いやすいものを楽器店で探してみることをおすすめしています。

私自身も何度も商品選びを間違えて段々お気に入りを増やしていきました。

それでは「ひつようなものリスト」本題へまいります!

ドラムスティック(バチ)

まず絶対に必要なものといえば「ドラムスティック」です。(「バチ」ということもあります)

楽器がなかったとしてもとりあえずスティックがあれば練習は始められます。

小学生向けのドラムスティックがYAMAHAなどから販売されています。
こどものうちは手が小さいので、通常のスティックでは長すぎる、細すぎる、太すぎる、軽すぎる、重すぎる・・・など、スティック毎にけっこうクセがあり、初心者には叩くのが難しい場合があります。

子どもが叩きやすいような設計でデザインして作られている優れた製品です。
まずはそういったもので試してみると良いと思います。

低学年用スティック YCSJSL
高学年用スティック YCSJSH

お店などで注文する場合は型番(「YCSJSL」などアルファベットの部分)を伝えるとスムーズに間違いなくていいと思います。


幼児さん向けのスティックもあります。

JUG JO310YE ドラムスティック

カラーもかわいくていいですよね♪他のカラーもあります♪

とても軽くて短く手の小さい幼児さんでも扱いやすい。吹奏楽などの実用には正直向いていないと思いますが、楽しむためには十分。

自分の子どもが叩くことに興味がある。遊び感覚でも本当のスティックを握らせてあげたい。かわいいスティックを買ってあげたいなぁ。と思う場合にはこちらは良いと思います。

値段は大人のスティックとそう変わらないのでご注意ください(;’∀’)

※ただし、小さいお子さんにスティックを使わせる場合、振り回したり、人をスティックでさしたり、ガラスを叩いたり、危ないことを絶対にしないよう細心の注意を払うことは忘れないようにしてください。


ちなみに私、あかりんママの愛用スティックもついでで紹介しておきますと

【Pearl パール ドラムスティック ファンキー末吉モデル 104H】
created by Rinker
パール(Pearl)
¥1,695 (2024/12/02 09:08:28時点 Amazon調べ-詳細)

こちらはファンキー末吉さん(爆風スランプ)というドラマーの方のモデルとなっておりまして、自分の在団していた楽団にたまたまストックしてあったスティックだったんですが、それがとても気に入っちゃいまして、自分でも購入。

今ではこれ以外で叩くとちょっと上手く叩けない・・・しっくりこない。と思っちゃうくらいに愛用しています。

同じものを何セットも持ってて、家の中のいろんな場所(机の横、枕元など)に置いておいて、思い立ったらすぐ叩けるようにしてます。

お子さんでも高学年くらいなら比較的使いやすいです。
私の指導する子どもたちも時々それを気に入って購入する子がいます。


スティックは楽器屋さんに行って実際に色々見てみて試してみることができることが多いので是非気に入ったものを手に入れてみてください♪

練習パッド(練習台・トレーニングパッド)

次に必要なのが「練習パッド」です。
(または「練習台」「トレーニングパッド」「プラクティスパッド」とかいろいろ名称はあります)

こういうものです↓

叩く面の部分がゴムやウレタン・メッシュなどの弾む素材でできていて、大きい音をあまり立てずに打楽器のトレーニングができる優れたアイテムです(とは言え叩けばもちろん音や振動がそれなりにありますのでそこは注意)

パッドもほんとーーーーーにいろいろな種類があるので、一概にこれがいいですよ。と言いにくいのですが、小学生で始める方であれば定番はこちらになります。

ヤマハ YAMAHA トレーニングパット 8インチ スタンド付 TS01S

吹奏楽団に入ってパーカッションになったらほとんどの方がこちらを購入指定されると思いますが次に一応、練習台を選ぶポイントを書いていきます。

練習台を買う時に注目すべきポイント

高さ調整がどこまで可能か

吹奏楽では立ってスネアを演奏することが多くありますので練習台は立って叩く練習ができるものを選んでください。

製品によっては座って叩くことを想定した練習用パッドもあり、それは一番高くしても立って叩くには高さが足りません。

基礎錬・特に初心者の基礎錬では自分にあった高さで叩くことは大変重要です。
適切なフォームで最初から叩くことで変なクセで叩くのを防ぎ、結果的に上手になるのが早くなります。

パッドの弾む感覚がどれくらい実際の楽器に近いか

初心者の方だとどんなものを選べばいいかって良くわかないと思いますので、とりあえず「思い切り叩いたときによくはずむもの」を選んでください。

打音がどれくらい消音されるか

もし、あまり大きな音を出して練習できない環境ならば、消音の機能がより高いものを選んでください。メッシュ素材などだと音がほとんど消音されますし、ある程度弾むので、おススメです。

しかし、自分の音が聞こえないままで練習してしまうと、自分で自分の弱点に気づくことができず、修正をしないままになってしまうこともあります。大人数で練習台で基礎練習をする場合は音がある程度出るゴム素材などのものを使った方がいいと思います。

あと、時々ジェルのようなスライムのような素材でできた練習台もあります。消音性は抜群ですが、弾まないので、まったくおススメできません。


叩き心地は実際に叩いてみてチェックしてみてほしいです。
そもそも楽器とは素材が違いますから100パーセント同じ感覚はまず得られないのですが、自分が叩いてみたときになんかしっくりくるなぁとか、叩きやすいなぁ、良く弾むなぁとか。

小学生で打楽器を始めたばかりの場合はその辺を判断するのは難しいと思うのですがぜひ楽器屋さんでチェックしてみてくださいね。

メトロノーム

これも練習には必ず必要なものです。基礎練習では必ずメトロノームをかけてそれに合わせるトレーニングをします。

楽器の演奏中にメトロノームを使うことも考えて購入する場合はなるべく大きな音・高音域の通る音が出るメトロノームを買いましょう。

または音や光の移動で、テンポを目で見れるメトロノームも良いと思います。

4分音符を刻むだけのモノではなく8分音符・3連符・16分音符なども刻めるメトロノームがいいです。

「カチコチ」とねじ巻き式の振り子型のメトロノームもありますが、総合的に考えると電子メトロノームが打楽器奏者のメトロノームとしては適しているし使いやすいかな?と感じます。

今は【メトロノームアプリ】もスゴイ!!

スマホ・タブレットを常に持ってる場合でしたらメトロノームアプリもアリです!

最近は高機能なメトロノームアプリが無料であったりします。

ちなみに私の使っているのは

サウンドコルセットというアプリです。

こちらのアプリは無料だというのに打楽器練習には大変優秀で超おススメです。
今度、このアプリの紹介も記事にしようと思いますので詳しくはそちらで。

自分が叩いているフォームを見るということはとても大事です!
100均で一番でっかい鏡を買ってくれば多分自分の手元は映るのでそれを壁にぶら下げる、又はテーブルに立てるなどして、自分の練習フォームを見ながら必ず練習をしましょう。

下の画像のような鏡で十分良いかなと思います。

ダイソー公式サイトより画像引用させていただいています。

録音または録画機器

スマホやタブレットのカメラ機能でもいいですし、家庭用ビデオカメラでもいいですし、録音機で音声だけでも良いので、自分の練習を後で聞いて確認できるようにしてみましょう。

演奏中に気づかない自分の修正ポイントが見つかり上達の速度が段違いです。

自分の演奏を見るor聴くのって初心者の内は特にホントに嫌なんですけど・・・。
でも勇気をだして必ず聞いてほしいです!

ビニールテープ・マスキングテープ

最初のうちは叩く場所やスティックの持つ位置など、色々「目印」をつけたいときがあります。そういう時によくテープを使います。

すぐはがしたい目印をつけたいときはマステ

しっかり目印をつけたいときはビニテ

みたいに使い分けています。


テープはやっぱり大手の「ニチバン」のものがおススメです。

以上です♪

ぜひ、楽しい基礎錬ライフをエンジョイしてくださいね(*’▽’)


※こちらの記事は個人の打楽器奏者としての意見を述べさせていただいているものです。もしお読みになった方のご意見に合わない場合もきっとあると思います。あくまでも参考になるようにとの考えでこの記事を書いておりますのでご了承ください。

プチコラム :毎日練習することを【特別なこと】ではなく【日常】に

もし音楽を誰かから教わったことがある方なら、一度は指導者にこう言われたことありませんか?

指導者
指導者

「5分でもいいから毎日練習しましょう」

って。

かくいう私も学生時代に打楽器指導の講師の方から言われました。
そして今、私は指導者をやっていますが、子どもたちに対してそう言うことがあります。

これはあくまで私の解釈なのですが
本当に5分やればいいという意味だけではないと思ってます。

「練習することを【日常】にしてほしい・【あたりまえ】にしてほしい」

という意味も込められてるんじゃないかなぁ、と思います。

だれでも毎日、考えなくても当たり前にやっていることってありますよね。

みなさん、朝起きたら何しますかね?

  • おはようって言う
  • 水を飲む
  • 朝ごはん
  • 歯磨き
  • 服を着替える

などなど。それぞれの【当たり前にやってること】色々出てくると思うんです。

その【あたりまえの日常】の中に【打楽器の基礎錬】を仲間入りさせてほしいんです。

なぜかというと、「練習を日常」にすることが一番上手になる早道だと思うからです。

「練習を日常」にしてしまった子は強いです。

見る見るうちに上手になって、ぐんぐん成長していきます。

それこそ指導者がいくら上手な指導やレッスンをしたって「練習を日常」にしてしまった子の伸び率には到底勝てないです。

・・・ですから「5分」でいいから「毎日」やろう。ってみんな講師はそう言うんだと思います。

最初は意識的に「5分」やっていても、「毎日」繰り返しているうちに、それが当たり前になっていって、歯磨きと同等くらい、日常の一部になっていくようになります。

指導者の超超はしくれである私ではありますが、指導をさせてもらう時は今のようなお話をたくさんさせてもらいます。


最後まで読んでいただいてありがとうございました!

あかりんママの打楽器ベーシックYoutubeチャンネル

「あかりんママの打楽器ベーシック」というYoutubeもやってます。
こちらでは文章ではお伝え出来ない基礎錬の参考音源などを見ることができるようになっています。こちらもフォロー・チャンネル登録していただけますと嬉しいです。

一緒に練習がんばりましょう♪

よろしくお願いします(*’▽’)

管理人:あかりんママ


【あかりんママおススメ書籍】(広告)
created by Rinker
¥1,760 (2024/12/02 16:10:52時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
音楽之友社
¥1,760 (2024/12/02 16:10:53時点 Amazon調べ-詳細)
タイトルとURLをコピーしました